留置場での一日は次のようなものでした。
(画像出典:https://media.index-japan.jp/archives/7617)
留置所の日課
- 起床 午前7時
- 洗顔 午前7時から7時半
- 朝食 午前8時
- 運動/風呂 午前9時~11時
- 昼食 午前12時
- 夕食 午後6時
- 消灯 午後9時
こんな感じです。起床7時で就寝が午後9時ですから、ちゃんと寝れれば睡眠時間は10時間も取れます。そして、食事時間と取り調べの時間以外はやることがありませんので、昼寝する人も多いです。
捕まる前の一日の睡眠時間は6時間ぐらいだったので、急に消灯から起床まで10時間寝てくださいと言っても寝れなくて、睡眠導入剤を処方されて飲んでいました。一週間後に釈放されてからは、今度は昼間にやたらと眠くなって困りました。
房の中
房の中は6畳のビニール畳敷きの居住エリアと2畳ぐらいのトイレエリアで構成されています。
ググると出てくる留置所内の画像はもっと狭くてトイレに仕切りがないのが多いですが、僕が入ったのは二人房(3人入ることもあるそうです)だったせいか、トイレはちゃんと別室になっていてしかも洋式でした。
(図面出典)
図面はこの方のブログから借用させていただきました。
こちらの写真がイメージが凄く近かったです。
画像出典:https://ameblo.jp/holiday47/page-32.html
先住人
先住人はもう留置所生活にかなり慣れている人でした。どのような罪でいつから留置所生活しているという話は基本タブーなのであまり詳しくは聞けないのですが、話の端々に前に入ったときは云々とか、刑務所だと云々とか言っているので、大分場数は踏んだ方だったようです。
この方、留置所内では非常に大人しく、穏やかな人だったので助かったのですが、とても細かい方だったので、そこは苦労しました。生活していると、当然髪の毛や服の屑が床に落ちるのですが、この方は髪の毛を一本ずつ拾っては部屋の隅に集めるのです。その他、食事の受け取り方とか、掃除の仕方とか彼なりの作法があって、作法を覚えるまではいちいち怒られていました。
房の中の過ごし方
房の中では、ともかくする事がありません。寝るか、本を読むかで過ごすことになります。起床後も毛布一枚は房の中に置いておくことができるので、毛布を被って寝ている事が多かったです。
本は、30冊~40冊ぐらい蔵書があって、一日一人三冊まで借りることができます。普段だったら読まないような本も、やることがありませんので片っ端から読んでいました。一週間居たので、15冊ぐらいは読んだはずですが、印象に残ったのは、ゲームの達人と阪急電車です。結構他にもミステリー系の蔵書が多かったような気がします。
次回予告
次回は、いわゆるくさい飯の話と、取り調べ、検察の事なんかを書いてみようと思います。